1956年ピーター・ヴィッツ&オーラ・ミュルゴー・ニールセンのデザインによる、Soborg社製のヴィンテージ サイドボード。
蛇腹構造の扉はスムーズに可動し、後方へと引き込まれていく仕掛けに職人の高い技術を伺うことができます。フレームの蟻継による接合部やテーパーが掛けられたエッジなど、細部まで非常に作りこまれており、目を見張るほどの美しさです。内部は可動式の棚板が一枚付いた、大容量の収納部となっています。右側は5段の引出しが付き、チーク無垢材の刳り貫きによる特徴的な取っ手は指掛もよく、全体のデザインのアクセントにもなっています。
そして特筆すべきは、このサイドボードを構成するほとんどの部材にこの時代ならではの目の詰まった上質なチークの無垢材が贅沢に用いられていることです。また随所に見られるダイナミックな木目なども、見所の一つではないでしょうか。
空間の雰囲気をガラリと変えてくれる、存在感のある一台です。リビングに置いて天板に絵画や花を飾ったりと、日常をより豊かで上質なものへと演出してくれそうです。
フルサンディングの後に再塗装を施し、目立った傷もなく非常に綺麗な状態です。下方エッジ部分にパテ箇所がみられますが、雰囲気を損なうほどではないかと思います。詳しくは画像にてご確認ください(鍵は付属しておりません)。