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【ART】Lucie Rie 展@静岡市美術館
2016年5月20日
お昼の後は街をお散歩してから、今日のお目当て「ルーシー・リー」展へ。
静岡駅前にできた葵タワー内に、5年前に開館した比較的新しい市立美術館。高い天井のホワイトキューブで、非常にすっきりとしています。
ウィーン生まれでイギリスを拠点に活動した陶芸家のルーシー・リー、今回は没後20年の回顧展ということで、美術学校在学時代のものから、戦後生計を立てていた陶やガラス製のボタン、そして晩年の作品まで、生涯にわたっての200点ほどの作品を見ることができました。
彼女の特徴として一番印象に残るのは、自身の理想とする色味を出すための釉薬の研究。ニュアンスのある白、艶やかなピンクや緑も彼女でしか表現し得ないものばかりで、モダンであるのに決っしてポップにならない美しい色味に引き込まれていきます。
点数の多さから、フォルムや技法が年を追うごとに成熟していく様子も感じることができたように思います。
この「ルーシー・リー」展は日本の5都市を巡回する大きな展覧会なのですが、千葉で開催された時に行き逃していて、最後の会場である静岡でやっと見ることができました。ホッ。(買い付け&蚤の市にかかりきりの春だったので、行きたい展覧会が溜まっている状態でして…本当は去年から楽しみにしていた若冲展に行こうと思っていたのですが、数時間待ちということで断念。1月の山種美術館の展覧会は空いていたのに。。)
あっという間に帰りの時間、2つの展覧会と街歩きですっかりリフレッシュができました。帰りは新東名高速道路を通ったのですが、新しいだけあってトンネルもきれい。
初夏は山の緑も豊かで、帰り道も気持ち良かった〜。