HOME › hanauta › 北欧だより › 【北欧だより8】Kunsten vol.2 Ernesto Neto 『Rui Ni / Voices of the Forest』
hanauta
« 【北欧だより7】Kunsten vol.1 アアルトの美術館へようこそ 【北欧だより9】Kunsten vol.3 憩いの美術館 »
【北欧だより8】Kunsten vol.2 Ernesto Neto 『Rui Ni / Voices of the Forest』
2016年5月 7日
久しぶりの再会、Ernesto Netoの企画展!
靴を脱いで展示室に入ると、たくさんの先客が。
ブラジル出身のエルネスト・ネトは、ソフトな素材を用いて有機的な造形を作り上げる現代アーティスト。自然からインスピレーションを受ける彼の作品は、この空間を設計したアルヴァ・アアルトとも通じるものがあるのでしょうか。
ネトの作り出した空間『 Voices of the Forest=森の声』は、ブラジル・アマゾンの先住民Hini Kuin族の文化からきているもの。
柔らかな網のようなネットの中に入ったり、
ぶら下がったり、
森の動物の被り物をかぶったり、
遊びの天才である子供達は、このインスタレーションを存分に堪能している様子。
さすがに飛び回ることには気が引けますが…ネットの中に入ったスパイスやハーブの匂いを感じながらゴロンと横になるだけでも、森の中にいるような不思議な安堵感に包み込まれるよう。
ここは洞窟?天井から降り注ぐ自然光が美しい。。
嗅覚・視覚・触覚と、頭ではなく感覚的なところをダイレクトに刺激する彼のインスタレーションは、年代や国籍問わずに楽しむことができるのですね。
オペラシティ・アートギャラリーや東京都現代美術館など、日本でのグループ展からもう何年経ったのでしょう…次はいつ見られるのかと心待ちにしていたのですが、まさかデンマークで再会できるとは不思議なものです。
カテゴリー:ART&CULTURE , カテゴリー:北欧だより
« 【北欧だより7】Kunsten vol.1 アアルトの美術館へようこそ 【北欧だより9】Kunsten vol.3 憩いの美術館 »