クレマチスの丘からの帰り道…といえば、お決まりになっているこちらへ。

御殿場にある「とらや工房」は、東山旧岸邸に隣接してひっそりと建てられている、隠れ家のようなカフェ。夕刻の蝉時雨の中、緑のトンネルを抜けていきます。

そして見えてきた湾曲した平屋建て、周囲の緑を抱き込むように佇んでいます。設計は内藤廣氏、以前訪れた高知の牧野富太郎記念館にもまた訪れたいなぁ。

お目当はもちろん、氷！

夏季限定「氷あんみつ・抹茶蜜」がやってきました〜。そう、かき氷ではなくあくまで主役は”あんみつ”なのです。

小倉あんに白玉は、言わずもがなの美味しさ。そしてキラキラと輝く寒天は伊豆の天草を用いたもので、風味も食感もしっかりとしていて美味しい！そして名水百選に選定されている柿田川の天然水でできた氷に、御殿場産の抹茶「御厨在来」を使用した抹茶蜜といいますから、地産地消を心がけているのでしょうね。味わい深い夏の涼味、ごちそうさまでした。

ちょうど他のお客様が引いたところ。涼やかな風が通り抜けていき、ヒグラシの声がもの悲しく響いています。

せっかくだからとどら焼きを追加。こちらは御殿場の養鶏場で採れた「さくら卵」を使用しているそう。生地はしっかりとした食感で、風味豊かな小倉あん(粒あん)をがっしりと受け止めています。

アートと甘味で存分にリフレッシュできた日帰り旅行でした。

【とらや工房】静岡県御殿場市東山1022-1