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【秋たび・香川デザイン紀行1】豊島美術館
2018年9月30日
9月下旬に遅い夏休みをいただき、またまた香川へと旅に出ました。
目の前には青い空と、海に浮かぶ島々のみ。数時間の移動とは思えないほど…いつもの日常の景色とはかけ離れています。ワクワク。
この島での目的はひとつ、豊島美術館への再訪です。棚田に湧き出た泉のような水滴を模した白い建物が、小高い丘の上に現れます。ここは建築家・SAANAの西沢立衛氏と現代アーティスト・内藤礼さんとのコラボレーションによる美術館で、建物と作品が一体となったような唯一無二の空間なのです。
ぽっかりと空いた入り口から靴を脱いで入ると、シェル構造の内部は柱も何もないワンフロアで、天井には2箇所ぽっかりと穴が空いています(内部は撮影不可)。靴を脱いで好きなところに座り込むと、小さな水滴が床から湧き出すのが見え、それがいつしか大きな塊となりどこへとなく流れ出して泉を作り出していく。上を見上げると青い空に浮かぶ流れる雲が目に入り、そよぐ風、虫の鳴き声などを感じて、心が解放されてゆくのを感じるのです。この包まれている感じ、本当に来て良かった。。
もう一つのちいさな建物はミュージアムショップ(こちらは撮影可です)。ハイサイドライトから光の降り注ぐ円の中はカフェになっており、縁に沿って座ると10人少々でいっぱいになる感じ。
軽めの昼食を。
この日は日本人より海外からの来場者の方が多く、瀬戸内海に浮かぶ島にまでインバウンドの波が押し寄せているのを感じたのでした。