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【秋たび・香川デザイン紀行9】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2018年10月 8日
そして香川県の谷口建築といえば、丸亀駅前にあるこちら。
いつも直島とセットにして訪れるMIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)、何度目か忘れてしまうほどお気に入り。
こちらの外壁は、英国産スレート。グリーンではなくグレイッシュな色なのは、海ではなく駅前という立地で周りに溶け込むようにでしょうか。
門型フレームのなかには白い大きな壁画「創造の広場」、こちらももちろん猪熊弦一郎作。
最初の案はマルとバツの幾何学模様だったそうですが、最終案では猪熊さんが愛するモチーフのひとつの馬に。
よく見ると象嵌で描いている!!
左隅のこじんまりとしたエントランスから中へ入ると、それはそれは美しい吹き抜けへ(作品も含めてすべて撮影可能です)。
今回の展示、オペラシティでの展覧会で見たものも多く含まれていました。
天高のある広々とした空間(家具屋目線で気になるところ…ベンチなどの什器は、猪熊さん自らショールームを回って決めたのだそう)。
上下をつなぐ階段の位置は、建物のあちこちに。だからなのか、部屋と部屋とのつながりが面白いです。
できあがった展示室を見た猪熊さんは「展示室を大きくしてとは言ったけど、これほどとは思わなかった」と嬉しい様子だったそう。確かに作品が喜んでいるようですね。
どこを切り取っても絵になる、ピシッと折り目正しいミニマムな空間。
迷路のようになる外階段を上り、
屋上にあるカフェレストMIMOCAへ。
9月いっぱいで終了と聞き、最後のお別れです。
カーペットの絵も猪熊さん。
朝からうどん漬けのお腹に染み渡るチーズケーキ。
アートを身近に感じることができる素敵な空間、終わるのが惜しまれます。。
来年から15ヶ月間、建物は改修工事に入るのだそう。次回は改修後にまた!