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【北欧だより・ART】Louisiana Museum /Open My Glade Pipilotti Rist

2019年6月 5日

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その後は車を走らせて、しばしのドライブ。

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そして到着したのは、おなじみのルイジアナ美術館〜。

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オープン待ちの人も多く、開館すぐにたくさんの人で賑わう人気ぶり。美術関係者風のフランス語を喋るグループはすぐに展示室へ、ベビーカーを押す家族連れは真っ先に広々とした芝生の広場へ。思い思いの楽しみ方ができる懐の深い美術館だからこそ、いつも賑わっているのでしょうね。

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今回のお目当ては、スイス人現代アーティスト ピピロッティ・リストの30年の大回顧展。一作品だけでなく単独の企画展を見たのは原美術館以来のこと。ちょうど買い付けと重なるなんて滅多にない機会なので、絶対に時間を作ろうと思っていたのです(企画展含めてすべて撮影可能でした)。

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以前にも見た代表的な映像作品がお出迎え。今回は初期作品から新作までを網羅しているというので、どんな新しい作品と出会えるのかワクワクです。

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暗幕の部屋に入ると一面に様々なベッドが並んでいたので、特等席に寝そべって鑑賞タイム。天井には彼女の故郷であるスイスの湖の水面下の映像が美しい音楽とともに流れていて、あっという間にどこか別の空間・別の時間の流れる所に連れて行ってくれます。ふと気がつくと周りのベッドも鑑賞者で埋まっていて、日本ではなかなか味わえないキュレーション、そして作品と鑑賞者との距離感をこうして味わえるのも、海外の美術館での醍醐味だと感じました。

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別の部屋では無数のセルの色が刻々と変化するインスタレーション。それぞれの1ピクセルが集合体となり200メートル先で3次元となる映像で、広さのない展示室では誰もその映像を見ることができないのです。光の森の中では彼女の作品らしくテーマに沿った音楽が流れ、視覚・聴覚・触覚などが一気に刺激されて、心の深いところを揺さぶられるようでした。

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ジェンダーの問題を扱った官能的なものから、社会的な批判など、テーマ性の強い作品が多いイメージのピピロッティ。なんて難しいこと抜きにしてそっと空間に身を置くだけで、その扉は開かれて何処かへ連れて行ってくれるよう。それがインスタレーションの良いところのひとつにように感じます。

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いつしか無心に。。

クスリと笑える小品から見応えのある大型インスタレーションまでたっぷりと鑑賞でき、本当に素晴らしい機会となりました。今では映像を用いた作品で時代を代表するアーティストの一人ですが、彼女の作品を初めてコレクションに加えた美術館がこのルイジアナ美術館と聞き、そのことで彼女と美術館との信頼関係も強く、こんな素敵で大規模な回顧展となったのだなぁと感じました。

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大満足な企画展を終えて、常設展、他の企画展の部屋へ。

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お昼時になるとスウェーデンを望むガーデンエリアには、たくさんの人が!

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外の席は満席&中もご覧の混雑ぶりで、まずは席を確保。

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ランチビュッフェを楽しんで…再び展覧会場へ。

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常設展は6つのテーマに別れていて、それを念頭に置いて見ると分かりやすく楽しめます。新たな収蔵作品というリチャード・ロングは、館内に出現!

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隣り合った別のアーティストとの共通点を探したりと、新しい見方もできます。。

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ここひとつだけで3つの美術館をハシゴしたかのような、満足感&集中した気持ちの良い疲労感が。次はどんな企画展で楽しませくれるのでしょう!

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