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【ART】JULIAN OPIE @ オペラシティアートギャラリー
2019年8月30日
ランチの後は新宿へ移動、東京オペラシティアートギャラリーにて開催中の「JULIAN OPIE」展へ。
イギリスを代表する現代アーティストのジュリアン・オピー、日本での大きな展覧会は11年ぶりとのことで今回は新作を中心にしての展示。まず最初の展示室に置かれているのは、人物をモチーフとした平面作品たち(ギャラリー内すべて静止画での撮影可能でした)。はるか昔にblurのアルバムジャケットで知ったオピーですが、同じ視点でここまで削ぎ落としていくとは!
これはタトゥーの部分の拡大ですが…遠くからだとペイントに見えるもの、近くで見るとアクリルパネルを用いた立体作品でした。過去の作品からしても人物はどんどんと単純化して点と線のみで表されているはずなのに、単純に見えて複雑というか、なんとも面白いですね。
もう一方の壁には高さ6m程ある巨大な壁画が!1年ほど前から打ち合わせを重ねたそうなので、ここまで天井高のある美術館だからこそ生まれた新作なのでしょう。
インタビューで「作品には隠れたメッセージなどはなく、その時のリアリティを切り取っている」と話していたけれど、
線部分は壁に直接塗装!そして立体部分は木材にペイントしたもので、先ほどのアクリルパネルとは質感も色味も異なり私好みです。。
短手方向にはナイロンの布を裏から電球で明かりを灯した作品。同じモチーフだからこそ、素材の違いがはっきりと見て取れ、つい行ったり来たりして比較してしまいます。
そして反対には…動画作品!タッタか走って、みんなジョギングしています。いやはや面白い。
次の部屋へと進むと一転して立体作品が立ち並び、まるでひとつの街のような風景〜。
草を食んでいる羊たちは石彫作品。こんな可愛らしさのある石彫作品は、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館のエントランスの壁画以来です。
LEDスクリーンでのアニメーションでも、線画であることは変わらず。トコトコと歩いて、時折プッとフンをします。
風景画はアルミニウム素材の板を重ねて。
雑誌のインタビューで「自身の作品に隠れたメッセージはなく、その時のリアリティを切り取って作品にしているだけ(Casa BRUTUS8月号より)」と語っていたオピー。手に持っているスマートフォンや洋服のシルエット、確かに”今”を感じます。そしてその時々の”今”は、いつしか歴史となっていくのでしょう。
そして展示室には自身の手がけた音楽も流れ、広い空間一体がひとつのインスタレーション作品のようです。そういえば昨年訪れた高松のパブリックアートも、街に溶け込むインスタレーションだったなぁ。
最後の長〜い展示空間には、LEDパネル内を自由にたゆたう鯉の群れ。どこか和を感じさせる作品に、浮世絵ほかアニメのセル画など日本のアートにも興味を持っているという彼らしい一面を感じたのでした。
単体で見るのとは受ける印象がここまで違うとは思っても見ず、名残惜しくもワクワクした気分をお土産に帰りました。
【東京オペラシティ アートギャラリー】東京都新宿区西新宿3-20-2