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【ART】琳派の美 花鳥風月 @ MOA美術館

2020年12月 7日

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ある晴れたお休みの日。ゆったりとした間隔でいられそうな場所…と、MOA美術館にやってきました。

 

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海を見下ろす高台にあるこの美術館、まるで海外のようなスケール感のエントランスに何度訪れても圧倒されます。

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さてさて、ただ今開催中の展覧会は『琳派の美 花鳥風月』(展示室内はほとんど撮影可能でした)。

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展示室前のメインロビーからは相模灘を一望でき、まずここでホッと心が軽くなります。。

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山の上に建つ美術館のために遮るもののない空と海。。ベンチのデザインは、展示スペース全体の改修を手掛けた美術家・杉本博司氏の新素材研究所のもの。

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そして後ろを振り返ると、目の前の海を撮影した《杉本博司・Sea scape》が掛かっています。なんて贅沢な展示でしょう。。

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エントランスだけで満足てしまいますが…先を急ぎます。漆黒の展示室へと誘う廊下は短いながらも前後の部屋とは床材が異なり、ここで一旦ニュートラルな状態にしてくれる装置のよう。この見たことのない床材は単なるタイルではなく瓦職人が作ったもの。それぞれ色味が微妙に異なる手の込んだもので、目地がなくピタッと揃ったエッジに職人技を感じます。

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この先の展示室はぐっと照明が絞られていて、ガラスケース内がボワッと浮かび上がってきます。部屋の真ん中は高い壁で仕切られているのですが、これはガラスへの映り込みを防ぐためのもの。こちらも単なるペンキや壁紙ではなく何とも言えない深い艶のある質感は、贅沢にも黒漆なのだそう。

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展示室の素材ひとつひとつにさすが杉本さんと言ったこだわりを感じるもので、それを実現させた美術館もすごいですね。

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《尾形光琳・紅白梅図屏風》

光琳晩年の傑作で国宝…これが見たくてやってきたのです!できるだけのものを吸収しようと、近くに寄ったり後ろに下がったりを繰り返して、まるで不審者のようになってしまいました。。

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中心を流れる川の水文や梅の枝の技法など、図録では感じ得ないこのダイレクトに伝わる感じ。。

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展覧会期間の中でも1週間ほどだったかしら、わずかな特別公開中に訪れることができて感謝。。

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他の作品を含めてゆったりと鑑賞することができました。

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こちらも見ることができて良かった《俵屋宗達・龍虎図》。凛々しい龍に比べて、爪を噛む虎はどこか猫のような愛嬌を感じます。様々な画家がモチーフとしているからこそ、その違いを楽しみことができますね(今年はハラミュージアムアークで探幽のものも拝見しました〜)。

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常設展の方ではご自身の作品《杉本博司・Sea scape》も。

【MOA美術館】静岡県熱海市桃山町26-2

 

カテゴリー:ART&CULTURE

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