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【ART】日本橋高島屋/北欧デザイン展

2023年3月16日

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久しぶりの日本橋高島屋。

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目的は催事場で開催中の「北欧デザイン展」、こちらは昨年東京都美術館で開催された「Finn Juhl and Danish Chairs」展でも協力されていた織田先生のコレクションからの展示です。以前に高島屋宣伝部にデザイナーとして勤務されていたので、その縁もあったのでしょうか。

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会場に入ってすぐにこのような言葉と、

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オイバ・トイッカのバードたちのお出迎え。催事場でのイベントなので規模の小さなものを想像していましたが、これは期待が膨らみます!

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会場はいくつかの章に分かれていて、まず織田コレクションからの選りすぐりの名作椅子を紹介する「第1章・椅子と生きる」。

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そしてデザイナーごとに作品を集めた「第2章・デザインの源泉」では、どのように北欧デザインが生まれたのかをデザイナーごとに紹介。クイストゴーのカトラリーなどガラスケースで紹介していたり…

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家具に照明など様々なプロダクトをデザインしているデザイナーの場合はブースに集めて紹介。こちらはアルヴァ・アアルト、

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アルネ・ヤコブセンや、

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フィン・ユールも。それぞれのブースにまとまっていると、デザイナーごとの特徴や違いなども分かりやすいですね。

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会場内には「コージーコーナー(くつろぎの場所)」と題したコーナーがいくつかあって、”チェア、照明、小テーブル”の3点1単位でくつろぎの空間を作り出していました。

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素敵なディスプレイあってのことですが、この3点で自分らしいコーナーが完成するのは、自宅でも取り入れやすい提案だなぁと感じます。

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そして第4章「美しき同居人」ではくらしに寄り添うプロダクトやアートピースなどを紹介。カイ・ボイスンの玩具や、

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グンナー・ニールンドの食器類など。アートピースだけでなく、日常使うプロダクトにもこうしたものが普通に存在しているのは「美しさが良い社会を育む」という考えの根付く北欧らしさといえます。

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今回一番驚いたのは第3章「心の居場所」での照明の見せ方。会場内にリビング(窓まで!)を作って、朝〜昼間〜夕刻〜夜と、ライティングで1日を再現しているのです。

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これが同じ場所の夜の風景。暗くて寒い冬の長い北欧においては部屋のひとときを大切にしていると感じますが、その中で一番ハッとさせられるのが明かりとの向き合い方。

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必要な場所だけに届ける灯りを組み合わせて部屋が作られるので、陰影のついた空間になるのですよね。

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それをこうして疑似体験する機会は滅多にないので、会場内で見せてくれることに驚きました。こちらが別の部屋のダイニングの昼間から、

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夜へ。よくある天井からのシーリングライト一灯だけではのっぺりした空間になってしまいますが、低く吊るしたペンダントに、パーソナルチェア横のフロアランプ、そしてウォールランプの3灯を組み合わせることで雰囲気ある空間を生み出しています。

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この展覧会では単にデザイナーやモノを紹介するだけでなく、こうした明かりの体験やコージーコーナーなどを通して”北欧の暮らしやデザインに対する向き合い方”といった北欧文化を分かりやすく提示してくれていて本当に素敵でためになるものでした。

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私たちも家具を販売することでその一端を担うことができることを嬉しく思うとともに、こうしてコラムなどを通して文化的な一面も紹介していかなくてはと思いを新たにしたのでした。

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帰りには同フロアでやってい催事「日本橋グルメふぇす」に出店していたtealのジェラートで一休み。

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「アマゾンカカオ」の甘さがごく抑えられて酸味を感じるチョコレートに、「いちご&ゆず」のジューシーさを合わせて。滑らかな舌触りと味のバランス…これはとても美味しい。。時間を見つけて日本橋兜町の店舗でパフェを、そして同シェフのパティスリーeaseでイートインしなければ。

カテゴリー:ART&CULTURE

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