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【ART】東京都美術館 / エゴン・シーレ展
2023年4月 3日
満開の桜に若葉が混じり始めた4月初旬、雨の上野へやってきました。
外国からの観光客が多い上野公園をズンズン進みます。
上野動物園脇にはパンダ郵便ポスト!
目的は公園奥にある東京都美術館で開催中の「エゴン・シーレ展」、終了間際にどうにか来ることができました〜。
つい昨年秋のフィン・ユール展でもお邪魔したエントランスですが、今回は3フロア(だったかしら?)を使った大規模なもの。
《今展覧会フライヤー・オモテ面》
19世紀末に生まれたシーレの28年の生涯を紹介するとともに、同時代を生きたウィーンの画家たちにも焦点を当てたものとなっていました。
《今展覧会フライヤー・ウラ面》
特にシーレが影響を受けたクリムトの作品もたくさんあり、彼を取り巻くものを知ることで、どうしてこの絵が生まれたのかなどより深く理解することができました(クリムトの大判の風景画なんて初めて見ましたし)。
会場内ではこの部屋のみ撮影可となっていました。
内面を吐露したようなナイーブで緊張感のある自画像を真っ先にイメイージーするシーレですが、風景画もまた同様に受けるインパクトがすごかったです。
会場内は老若男女偏りことなく、(私の訪れる展覧会の中では)なかなかの混雑ぶり。
ちょうど1世紀前のパンデミック、スペイン風によって28年の短い生涯を閉じることとなりました。遺作となった未完の作品が最後を飾っていて、もっと長く生きたのならどんな作品を生み出したのか考え図にはいられませんでした。
会場を後にしてからも楽しませてくれる前川建築。
この色使いがたまりません。。
次の展覧会はマティス展なので混雑が予想されますが、空いてそうな日を見計らって再訪したいと思います。
降ったり止んだりの天候の中、お昼ご飯でも食べに行きますか。