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【LUNCH】絵画を読み解く料理と仙石原のすすき

2023年11月 9日

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鑑賞後は美術館内にあるレストラン アレイにて昼食をいただきました。

2023110735.JPGいただいたのは企画展特別メニュー「ジパングへの誘い」、この前の展覧会でいただいた時に展覧会をより深められる素敵なメニューだと思い、今度はどんな一皿がやってくるのか楽しみにしていたのです。

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まずオードブルは「かぼす香るカンパチのマリネのサラダ仕立て」。

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これは深堀隆介《緋ノ魚》をイメージしたもので(前のコラムに画像あり)、マリネソースにトマトや赤パプリカのこんかっ背が用いられているなど緋色を意識しているのでしょうか。新鮮なカンパチにかぼすの爽やかさの、清々しい一品です。

 

 

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メインは「牛肉のポワレ 味噌風味の赤ワインソース」

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これは展覧会のトップバッターを飾った三瀬夏之介《日本の絵》をイメージしたもので(こちらも前コラムに画像あり)、よく見ると牛ヒレ肉と野菜で日本地図を描いているではないですか。お皿にハケで塗られた味噌風味の赤ワインソースが赤味の肉とよく合うこと!

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デザートは「洋梨のジュレと豆腐のムース 塩をアクセントに」

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こちらは山本基《時を纏う》をイメージしたもので、作品は展示期間が終わって観ることができなかったのは残念。とはいえ塩を使う彼の作品に合わせて白をベースに塩味を感じるメレンゲやお皿に散らされたクランブルなど、その他の作品でもこのデザートを連想することができました〜。

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イマジネーション豊かなシェフのメニューに2人して感動。。展覧会コラボメニューは東京都庭園美術館や原美術館ARCなどの美術館でも見られるので、またどこかでもチャレンジできたらと思います。

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その後は森の遊歩道を散策。

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仙石原は神奈川県の中でも標高が高いので、残念ながら11月上旬にはすでに落葉していました。

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落ち葉の絨毯が美しい。。

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ロニ・ホーン《鳥葬》

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数年前の展覧会時よりどんどん森に溶け込んでいて、作者が見ても嬉しいのだろうな。

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帰りがけに立ち寄ったのは、仙石原すすき草原。

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夕陽に照らされて辺り一面が黄金色に輝いていて、紅葉とはまた異なる秋の景色を楽しみました。

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