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【ART】東京ステーションギャラリー/TerenceConran:モダンブリテンをデザインする
2024年10月16日
この日は東京駅〜銀座で開催中の展覧会を廻るため朝早くから行動!久しぶりの東京駅は外国人観光客のたくさん見かけ、記念撮影の邪魔にならないように駆け足でひとつめの目的地へと向かいました。
この東京ステーションギャラリーは東京駅丸の内駅舎内のある美術館というユニークな立地で、辰野金吾の設計により1914年に創建されてた東京駅の一部を利用して1988年に開館、そして修復工事を経て2012年に再スタートを切りました。私たちも再スタート後に興味ある展覧会が開催されることが多く、よく訪れるようになりました。
《今展覧会チラシ・オモテ面》
そして現在はイギリスのデザイン文化の巨匠、テレンス・コンランの展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」を開催中。パッと思いつくのはインテリアショップのザ・コンランショップですが、彼がどのようにデザインに興味を持ちどのように歩んできたかの足跡を丁寧に紐解いてくれていました。
《今展覧会チラシ・ウラ面》
デザイナーからライフスタイルショップのオーナーへ。雑貨や家具をただ販売するのではなくライフスタイルそのものを提案、そしてカフェやレストラン事業へと広がっていきます(会場は一部を除いて撮影不可でした)。
(写真撮影可能な)自邸内の仕事部屋の写真とその一部を再現したコーナー。
巨匠となってもデザインへの興味が尽きなかったのがよく分かる雑貨の数々。
会場内ではゆかりのある方々のインタビューが流れていたのですが、その中で一番印象的だったのが「彼は0から1を生み出すのではなく、1を100にする才能があった」という言葉。世界のとある民芸品などに美しさや新しさを見出して発信する、そんな価値の再評価のできる偉大なる方だったのだとこの展覧会を通して改めて実感したのでした。
展示室のある2フロアを繋いでいるのがこの螺旋階段。鉄骨レンガ造の3階建てだった建物を保存・復原工事によって蘇らせたのですが、ここが創建当時の部分でレンガの素晴らしい味わいを感じられます。
3階の螺旋階段部分の天井は復原によるもの。旧館で使用されていたステンドグラスとシャンデリアを移設し、また異なる雰囲気が興味深いですね。
美術館を出たところの東京駅丸の内駅舎、こちらも同じく復原工事された部分です。
ドーム天井には鳳凰の接骨彫刻が!大正時代の人々の目にはどう映っていたのかしら。駅の足早見学を終えて次の目的地へ急ぎます!
【東京ステーションギャラリー】東京都千代田区丸の内1-9-1
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