近くに仕事で用事があり(前々からの予定の立ちにくい)私たちには珍しく、事前予約をしっかり済ませて新百合ヶ丘にあるリリエンベルグに行ってきました。午前中から長蛇の列となっている本館を横目に、お隣の館に向かいます。

店内に入ると奥の厨房では横溝シェフがモンブランの絞り袋を持っていらっしゃるではないですか！

この予約分のお渡し場所になっているのは現在お休み中のティールーム、毎回利用していたお気に入りの空間だったこともあり、また再開されるのを心から待ち侘びています。

テラスには柘榴がワイヤーカゴに盛られていたりと、設えが素晴らしくておもてなしのあたたかな心を感じます。

「モンブラン」今年はマロンクリームの色が濃いめです。

毎年数ヶ月と短い提供なので、いただけることに感謝。

土台にはダックワーズ、栗の甘露煮が一粒、周りにクレーム・シャンティ(甘さはごく抑えめの泡だてた生クリーム)、そして細井マロンクリームがたっぷりと絞られています。完璧な味の構成に嬉しさを感じて食べ進めていきます。

そしてお決まりの「ピオーネのケーキ」

口に入れるとパッと散るような口溶けの良いジェノワーズ生地の間には薄くスライスされた味の濃いピオーネ、そして優しく泡だてたクレーム・シャンティ。

久しぶりなので欲張ってもうひとつ「タルトタタン」タルト生地を土台にして一体何個のりんごが使われているのか？凝縮された焼きりんごの味わいを堪能。

【Lilien Berg（リリエンベルグ）】神奈川県川崎市麻生区上麻生4-18-17