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【鎌倉だより / LUNCH】北橋

2024年11月28日

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ここは鎌倉市長谷にある旧加賀谷邸。大正時代に建てられた日本家屋と洋館が棟続きに併設された印象的な建築で、鎌倉市の景観重要建築物に指定されています。

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その昔作家の山口瞳氏も邸宅として住んでいたという歴史ある建物で、後世に残すべく改修されて今年の6月に飲食店としてオープンしたと伺いランチにやってきたのです。

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「鎌倉 北橋」は手前の洋館はカフェに奥の日本家屋は蕎麦屋と2つの顔を持つ飲食店で、それぞれの雰囲気を生かした素敵な営業ですね。

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入り口入ってすぐの玄関の設えも素敵。

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畳敷にテーブルが配された店内は平日に関わらずすぐに満席になりました〜。

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広い縁側には燦々と光が降り注ぎ、広いお庭を眺めることができます。

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こちらは予約席かしら。席の予約は”蕎麦会席”のみということなので、今回のようにオープン少し前に到着するのがベターかもしれません(帰ることにはかなり列になっていました)。

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蕎麦会席とはいかないまでも蕎麦以外のものも試してみたかったので「昼会席 かえで」をチョイス、まずは前菜の盛り合わせがやってきました。

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手前から牡蠣のしぐれ煮、鴨ロースとかぼちゃ、板わさ、くわいチップス

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そして青大豆ひたし豆、にしん煮など、蕎麦前として日本酒をいただきたくなるような魅力ある前菜が並びます。

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天ぷら盛り合わせは柿、四角豆、椎茸、イトヨリ鯛。面白かったのは初めていただく柿の天ぷらで、シャキッとした食感にほんのりとした甘さが美味しい!

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メインの蕎麦は成田産の新蕎麦、細く端正に打たれた蕎麦は緑がかった艶やかなもので丸抜きを用いたのでしょうね。甘さの抑えられたつゆは出汁の香りもしっかり効きつつ蕎麦を引き立ててくれるもの。

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玄蕎麦を店内で自家製粉しているそうで、玄関近くにあった蕎麦打ち部屋には石臼が鎮座していました。こちらの店主は下北沢の「打心蕎庵」の料理長だった方で、鎌倉に移りご夫婦で営んでいるのだそう。

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〆のデザートは「酒粕ブランマンジェ 蕎麦茶のゼリー」。ほんのりとした甘さに酒粕特有の芳香があり、隣に添えられた蕎麦茶のジュレもコクを添えてくれて味わい深い一品でした。

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素晴らしい建物というだけでなくお蕎麦の味も十二分に美味しく、次回は蕎麦の二産地食べ比べしようか、はたまた洋館の方で珈琲とスイーツをいただこうか悩むところです。

【鎌倉 北橋(かまくら きたはし)】神奈川県鎌倉市長谷1-11-32

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