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【鎌倉だより/ LUNCH】enso-osaji
2024年12月13日
鎌倉のメインストリート小町通りから1本入った小路にあるレストラン「enso」へ、ランチに行ってきました。
白い暖簾を潜ると風情あるお庭が見えてきます。
こちらは芸者置屋をリノベーションした築100年を超える日本家屋で、玄関で靴を脱いでから建物の中へ。
球体のガラスシェードを組み合わせた雰囲気ある照明、和の空間にもぴったりとマッチしていますね。
メニュー表の上には小石が載った演出で食事は和風と思いきや、こちらはモダンフレンチをベースに発酵食品を意識した創作料理。シェフの藤井さんは六本木のブリコラージュブレッド&カンパニーのレストランシェフを務められた方で、地産地消ということで毎日レンバイ(鎌倉農協連即売所)に行って野菜を調達されているのだとか。
食前酒は自家製発酵ドリンクの中から「発酵ジャスミンティー 洋梨」を。
サリュオーナーは「黒豆スパイスチャイ」なるホットドリンク。それぞれオリジナリティ溢れるドリンクで、色々試してみたくなりますね。
いただいたのは3皿からなるハーフランチコース、まずやってきたのは「発酵百合根 横須賀産落花生 バニラ」。北海道産の百合根を発酵させたソース、その下に茹で落花生が隠れています。ふわりとかけられた泡状のソースからはバニラが香って、百合根のやさしい甘さが引き立ちます。
「酒粕パン」風味の良い酒粕パンにはオリーブオイルをつけて。
メインは「金目鯛 発酵牡蠣 法蓮草」蒸した金目鯛はプリッとした食感で、下には長芋と1年発酵の牡蠣で作ったとろろ、周りのほうれん草のスープからはアサリやホタテの香りも感じます。
いくつかの魚介類が合わさって磯の香りも複雑!
「牛醤 イカ醤」締めのご飯は香ばしい焼きおにぎりの上に牛カルビが乗り、周りには牛テールと発酵させた牛醤のスープが注がれています。どれも器が素敵だなぁと思ったら、九谷焼の窯元・錦山窯の吉田太郎さんの作品を合わせているとのこと。九谷焼というと鮮やかに上絵付けされた陶磁器を思い浮かべますが、こんな土の力強さを感じるものが生まれるとは面白いです。合わせた料理がより魅力的に感じます。
付け合わせは鎌倉産の白菜を発酵イカやりんご、緑唐辛子などを合わせた発酵キムチ。一皿づつ丁寧に作られた独創的な料理で、体が喜ぶ料理をごちそうさまでした!
このensoはスキンケアブランドのosajiが営むレストランゆえ、店舗の一角には直営ショップが併設されていました。
部屋の入り口に軒?庇?季節に沿った旬の素材を使った料理を提供しているので、また異なるシーズンに伺いたいです。
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