しっかり朝食をいただいた後は、コペンハーゲン中心部にあるデザインミュージアムへ。

買い付けのたびに訪れていますが、エントランスの家具がよく変わっているので毎回楽しみです。

明け方まで降っていた雨はすっかりと止み、中庭から見る空もこの通りの晴天。どんより雲の多いこの時期に晴れの休日を過ごすことができるなんて、それだけで幸せなことです！

ここでは複数の企画展を同時に開催しているのですが、そのひとつが美術館が所有している浮世絵を「IN LOVE & WAR」の切り口で紹介。中はかなり賑わっていました！

その他には「THE CUP AND CERAMIST」という器の中でもカップに絞った展示があったり。平台では現在活躍するデンマークの陶芸家30人の作品を紹介し、

キャビネット内では北欧はもちろんドイツや中国、日本などの歴史ある器を紹介していました。

そしてお目当ては新しくなった常設展示の「DANISH MODERN」展。

以前は別の展示方法だった20世紀のデンマークデザインを紹介する常設展が新しくなりました。長いことあちこち工事中だと思っていたのですが、こんな刷新した常設展を見せてくれるとは！

デンマーク近代デザインの父と呼ばれるコーア・クリントの紹介から始まる展示室は、1920年代〜2000年までのデンマークデザインを紹介。

その中心となっているのは「 Danish Modern Theater」と題されたデンマークを代表するデザイナーたちをブースごとに紹介する劇場。

図面や歴史的な作品、貴重な資料や私物までを合わせて展示しています。

私たちもそんな作品を扱っていることを嬉しく思いつつ、単に販売するだけでなく作品の背景となっている歴史やデンマークについても伝えていかなくてはと、改めて身が引き締まる思いでした。

その後はミュージアムカフェでゆっくりしようかと思ったのですが、貴重な休日ということで次の目的地へと向かいます。