早朝ドライブで、富士山本宮 浅間大社にお参りに。

紅梅が美しく咲く境内では結婚式を挙げるご夫婦に遭遇して、幸せのおすそ分けをいただきました。

その後は浅間大社よりほんの少し歩いたところにある、何やら新しい鳥居まで。ここの正体は…

昨年末に開館した「静岡県富士山世界遺産センター」。坂茂氏の設計と聞いて、どんな建物なのか是非とも拝見したく伺うことにしたのです。独創的な逆円錐形の建物は逆さ富士を、正面には富士山の湧水が薄く張られた水盤があり、映り込む建物の影が正富士の姿として映り込む仕掛けとなっています。これは美しい。。

使用した素材は地域ブランド材・富士ヒノキを格子状にしたもの組み上げたもの。

いざ、内部に入ります。

逆円錐形の建物内部は、スローブで上がっていくようになっています。外壁は大きなプロジェクターによって富士山からの眺めが映し出されて、歩みを進めるにつれて5合目〜頂上と映像も高くなってゆきます（内側が展示スペースになっていて、撮影は外側のみ可能）。外観でただ富士の姿を模しただけかと思いきや、中に入って富士を疑似体験できる仕組みなのですね。

屋上に到着〜と思ったら、この景色！5階建てですが、何も妨げるものなく富士山が迫ってきて圧巻。。

この後はスローブ1階まで下って行くのですが、階ごとのテーマがとても分かりやすく、みんな楽しんでいる様子でした。学びや体験などが堅苦しいことぬきに、自然を短に感じることのできる不思議な空間でした。普段散歩や旅に出ても観光をしない私たちですが、こんな風に建築がきっかけとなって訪れることができてよかったです。

坂さんといえば真っ先に思い浮かぶ紙管…カフェスペースでオリジナルチェアを発見。