今週は半日だけの休みになってしまったのですが…きっちり仕事を終わらせて、すぐに店から車を走らせました。近未来な風景の広がる湾岸の景色は何度見ても圧倒される感じで、距離はそんなに離れていないのですが下町然とした武蔵小山とのギャップに驚かされます。。

向かった先は、見慣れた小道。

そう、千葉県佐倉市にある川村記念美術館です。

今開催しているのは、イギリス・ロンドンに生まれた芸術家・ブリジット・ライリーの回顧展。春から5ヶ月間の開催と気長に考えていたらあっという間に最終週、終了間際となりましたが駆けつけることができました。

【今展覧会チラシ・オモテ面】

日本では38年ぶりの開催ということで、不勉強な私たちは初めて知る作家です。ここでは毎日14時から無料の定時ツアーを行っているので、ガイドさんに連れられてエントランスに集まった方々と会場へ〜。

 

【今展覧会チラシ・ウラ面】

新印象派のジョルジュ・スーラに影響を受けたという彼女。光や色彩を人間の目が捉えるその理論を咀嚼し、かつ新印象派の描く風景画を単純化、抽象画こそが自身の描くものだと突き詰めていきました。新印象派の光に溢れた点描画と、彼女の描く幾何学パターンの抽象画の共通項とは…と最初は？マークだらけでしたが、ガイドさんの分かりやすい解説によって無事にそれらを理解し、楽しみながら見て回ることができました。ホッ。

興味のある作家の時はもちろん、こうして知らない作家でも期待を裏切らない展覧会をしてくれる、本当に素敵な美術館。。そして常設展やマーク・ロスコの部屋などをゆっくりと見返した後は、屋外へ出て同じ敷地内にある自然散策路へ。

途中にはクラフトフェア「にわのわ」の会場になっていた、黄緑色の眩しい芝生が広がる広場も。ゴロンと横になりたいところですが、この日は猛暑であっけなく日陰へ。。

睡蓮の池にはちょうどガチョウも羽を休めていました。

あぁ美しい。

半日休みはあっという間に終わり、せっかくだからと海上に浮かぶパーキングエリア「海ほたる」を経由して帰ることにしました。

車を置いて展望デッキに出ると、ちょうど日が沈むところに遭遇！

夏の終わりの切なさも感じる、息を呑む光景。時間にしてはわずかでしたが…心も体もすっかりリフレッシュできて、また仕事を頑張ろうと思うのでした。