ちょうど一年前、デンマークでの買い付けの際に撮った風景〜。

今回の「北欧だより＋」は、長年気になっていた”あるモノ”を主として、デンマークの風景とそれにまつわる小話をお伝えしますね。

この時期のデンマークは日照時間も長く晴天の日が続き、家具ディーラーの元へと急ぐ移動時間もスペシャルなひと時に変わります。

そんな移動中の車窓から、ずっと気になって長年撮り溜めていた "あるモノ"…

それは屋根の上にすっくと立つ ”風見鶏”！風を受けて空を見渡すその姿が何と愛らしいこと。高い建物が少ないからか自然と気になるようになったのですが、ぼんやり空を眺めていると様々なデザインがあることに気がつきました。

雄鶏の下に東西南北の四方位を示すもの、これが風見鶏の基本形デザイン。警戒心が強いという習性を持つ雄鶏を掲げることで、魔除を意味すると一説には言われています。

他には動物ものが多く、こちらは牛！この赤い屋根と黄色レンガの建物は牛舎になっていて、この後ぞくぞくと牛たちが出てきました〜。酪農家さん1902年から続いているのだとすると…今は何代目でしょうか。

その牛舎の先に広がる風景、本当に心が洗われます。。

そしてこちらは馬！デンマークは人口あたりの馬の数が世界有数の乗馬大国なのです。そういえば地方に行くと家畜と共に馬が数頭、庭にいるお家を見かけます。

こちらは運搬用？馬車用？日常の一コマですね。

同じ馬デザインの風見鶏でも、こちらは乗馬クラブのもので人が乗っています！

入り口にはこんな感じで乗馬クラブの看板が。

舗装されていない道路を車で走っていると、ごくたまにこんな感じで馬とすれ違うこともあります。

まるで森のような公園の入り口、ここでも乗馬を楽しむ方と遭遇しました。

買い付けでは大きな街よりも、自然の多い場所を廻っている方が断然多く、スケジュールはタイトでも気持ちがリフレッシュして心が休まります。。

こちらの風見鶏は…本物のカモメでした〜。

ここは海を望む高台で、週末を過ごすサマーハウスが立ち並んでいます。

屋根の上で強い日差しを浴びているのは…船に乗った風見鶏です。

このお宅のご主人は若い頃に船乗りだったので、風見鶏以外にも船モチーフが家の至る所に飾ってあります。

壁にもたくさんの船！

家から5分ほどで海岸へ。そういえばこの時「ここで採れる海藻はnomaでも使われてるのよ〜」なんて話を伺って、コペンハーゲンにあるレストランnomaは、グルマン以外の人でも普通に知っているのだなぁと驚きました。

霧のかかる海岸は幻想的〜、写真を見返しながら改めてデンマークが好きなのだと再認識した2人なのでした。

次の買い付けがいつになるのかはまったくの未定ですが… 今できることはStay homeがいちばんの近道だと思って自粛の日々です。