先のコラムでお伝えしたクレマチスガーデンに囲まれた建物、ヴァンジ彫刻美術館では「小さなデザイン 駒形克己展」が開催されていました。

絵本作家としても有名なデザイナーの駒形氏の個展。ということで扉が開くとすぐペンギンたちがお出迎えしてくれました〜、これはある病院のためにデザインされたものだそう（会場内は一部を除いて撮影可能です）。

階段を降りて2階吹き抜け部分では、たくさんの額がコンクリート打ちっぱなしの壁に飾られています。これは渡米してグラフィックデザイナーとして活躍していた時の煙草のパッケージデザイン。中心にある赤い額のものが採用されたものですが、それ以外にこんなに多くのデザイン案を作ったのか！と、微妙な違いなどを楽しく眺めました。

【今展覧会フライヤー・表面】

【今展覧会フライヤー・ウラ面】

この展示方法は同じく絵本を作られていたグラフィックデザイナーである、ブリーノ・ムナーリの展覧会をふと思い出したり。。

その下の吹き抜け1階部分に降りると、今までに出版されたグラフィカルな絵本がずらり。

壁面にはそれらの原画なども展示されていました。

さてさて展示室の中に入ると…

一角には可愛らしい絵本を読むための臨時読書スペースも設置されていました。

お庭を楽しんだ後は、同エリアにあるベルナール・ビュフェ美術館へ移動〜。

こちらでの企画展は「わしゃ、今が花よ 丸木スマ展」を開催。

スマさんは画家・丸木位里の母で、絵画を学んだことはなく70歳をこえてから描き始めました。何にも囚われていない心の自由さが大事なのだなぁ〜と心があたたかくなりました。

平日ということもあってか人がほとんどいなかったので、併設のカフェTREEHOUSEのテラス席で休憩することに。

日差しが強くなりつつある夏を先取りしたような陽気ということで、レアチーズケーキとアイスハーブティの爽やかセット。

サリュオーナーはコーヒー氷の上にバニラアイスが乗ったグラスに…

アイスコーヒーを注いで、コーヒーフロートの完成。

空気の清々しさに癒されます。。