暑さの厳しい夏日が続きますね。。こんな時はサラッといただける麺類や辛いものが食べたくなります。

ということで最近よく訪れているのが讃岐うどんの恩家、前回訪れてからせっせと通っています。オープンの10:45に合わせて少し前に到着すると開店と同時にすんなり入ることができるので、仕事柄早めに昼食をとる私たちにとっては助かっています。

中はテーブル3席にカウンター、民芸調の落ち着いた店内に懐かしの邦楽ロックなどが流れています。

これは"山下うどん"や"日の出製麺所"も使う香川県で開発されたうどん用小麦粉「さぬきの夢」のポスターではないですか！厳選した素材を使っているのですね〜。

麦茶をいただきながら待ちます。

メニューはうどん(釜あげの温かい麺・水締めの冷たい麺)各種に天ぷらが20種ほどの少数精鋭！うどんに合わせて毎回天ぷらを頼むのですが、ある日は「舞茸とさつまいも」。

またある時は「ちくわ、なすに舞茸」。食材それぞれ火の通り方が絶妙かつサックサク食感で、どれを頼んでもハイレベルな天ぷら屋さんに引けを取らない天ぷらです。

うどんメニューの中で一番多く頼むのは、季節柄もあり ”冷たいかけだしに水で締めた麺を合わせた”「冷かけ」。

この澄んだ琥珀色のつゆの美味しいことといったら！いりこだしの旨味が素晴らしく、艶やかな麺との相性も抜群。ぎゅっと締まった麺は弾力がすごく、噛むにつれて小麦の風味を感じます。

またある日は ”釜から茹で上がった湯抜きの麺に薬味をのせて出汁醤油をかけていただく”「釜あげしょう油」

薬味は刻みネギに大根おろし、刻みのり、鰹節。そこにスダチをギュと搾り出汁醤油を回しかけて、全体をよく混ぜたらいただきます。まろやかな出汁醤油が温かな麺に染みて、全体の一体感が素晴らしい。

こちらは ”釜から茹で上がった湯抜きの麺に生卵を絡める”「釜玉」。到着してすぐにかき混ぜると余熱で卵が半熟に固まるので、そこに生醤油を回しかけます。確かに卵のまろやかさには味のはっきりした生醤油がよく合います。あぁ美味しい。。

そして ”ゆで湯に入ったままの麺を温かい付け出汁につけていただく”「釜あげ」。この麺がいちばん柔らかく、1番目の冷かけが一番締まった麺を味わえます。同じ麺でも食感が異なると感じる風味もまた違うのが面白く、ますます讃岐うどんの魅力にはまっていくのでした。

【讃岐饂飩 恩家（さぬきうどん おんや）】東京都目黒区鷹番2-20-19